Four Tet

Four Tet  / Pause

久しぶりの更新。7年ぶりくらい?
いろんなSNSがある時代にこんなブログやる意味はないけど、気まぐれ更新

Four Tetが2001年にだしてる初期の頃の音源。
アコースティックな音とドラムが気持ち良いエレクトロニカ。タイピングの音をサンプリングしてあったり、フィールドレコーディングされた声を織り交ぜたり、控えめながらも多様な試みを感じられます。物静かな曲が多い印象だけど、そういう存在感が好き。

タイピングの音って心地良くてずっと聴ける

寝る前に聴くと良い。睡眠導入剤的な音楽

David Darling & the Wulu Bunun

David Darling & the Wulu Bunun / Mudanin Kata

映画音楽や現代音楽シーンで活躍するチェロ奏者のDavid Darlingと台湾の少数民族ブヌン族とのコラボ作品。

現地の言葉で 「人」という意味を持つブヌン族。台湾の奥地でフィールドレコーディングされた鳥のさえずり、虫の羽音など自然の風景と素朴でありながらパワフルで複雑なハーモニーの合唱。そこに溶け込んでくる柔らかなチェロの演奏。チェロと独創的な合唱が似ていてきれいに混じり合う。民族音楽と現代音楽の良いとこどり。牧歌的で心洗われるような癒しの音楽

たいしたことしてない仕事で鬱々なりながら、オーバーウォッチをやり続ける毎日。今の心にとっても沁みる音楽。金曜の夜にとりあえず忘れて落ち着いて日曜夜からすごく憂鬱になる。生活かえたい。かえなきゃ

Chilly Gonzales

ブログ含め各SNSをずっと放置してましたが、最近はネット活動がまた盛んになってきました。ニュースみたりしてるとネットで元気な人は、現実では大なり小なり何らかの闇を抱えてる人だと思ってます。自分もそうです

今回もピアニスト推し。好きなピアニストは上原ひろみとFats Wallerとこの人

Chilly Gonzales / Solo Piano

カナダのモントリオール出身で、現在はフランスのパリを拠点に活動する奇才音楽家Chilly GonzalesことJason Charles Beckによるピアノソロアルバム。

Chilly Gonzales / Solo Piano II

ピアニストとしてもすごいけど、クリエイターとしての活動の幅が広いです。作曲家、映画プロデューサーとしての肩書き持ち、Feistのグラミー賞にノミネートされた曲、i PodのCMになった曲のプロデュースをしていたり、自身の曲もi PadのCMで使われてます。色んなアーティストとコラボしたリ、自身の作品でもクラシックからヒップホップ、エレクトロ、ロック・オペラなど多様な作風をみせ、自らラップも披露するマルチな才能。エンターテイナーとしても一流で、自分のこと天才だと言っちゃうのも納得してしまう。

i Padタップ→ラップ→ピアノ演奏→i Padいじる。中盤の圧巻のピアノがかっこいい。

ゴンザレスは比較的裕福なユダヤ系カナダ人の音楽一家に生まれて、小さいころから音楽の英才教育を受けてます。自分のことを天才と言うビッグマウスも、決して自信家だからだけではなくて、パフォーマンスとしての戦略だったり、色んなことに挑戦した経験や、ふざけているようで芯にあるぶれない音楽性というか、しっかり自分を持ってるから言えることなんだろうなと思ってます。期待に応えるためにアイディア練って試行錯誤したり、影ではいっぱい努力してるんだろうな。

このSolo Pianoはエンターテイナー的なゴンザレスとは一転して、サティやラヴェルのような印象主義的な雰囲気を感じる作風。まるでフィルム・ノワールでも観ているかのように緊張感と陰影のある奥深い楽曲。ピアノだけのシンプルな構成なのに表現力豊かな音楽。続編のSolo Piano IIもシンプルだけれどもより深みが増した楽曲たち。前作よりも親しみやすいホッとできる部分もあってこっちのほうが好き。i Tunesでデラックスエディション購入するとボーナスソングとビデオ、White Keysのスコアもついています。

この曲特に好き。

Chilly Gonzales / Re-Introduction Etudes

ゴンザレスはピアノの教則本まで出しています。かつてピアノを習っていたが、挫折してしまった人たちに贈るエチュード集。既存の練習曲が陳腐で楽しくないものであることを懸念し、自身のエッセンスを詰め込みピアノの前に座り楽しんでもらうことを目標に作ったそうです。

各エチュードは色んな著名人からインスパイアされて作ったそうで、その著名人や作曲家の絵が挿入されいています。曲もシンプルだし、弾きやすそうだから練習してみよう。

このソフトシンセほしい。Omnisphereの拡張音源としても使えるらしい。Cory Henryかっこいい。

Juan Stewart

Juan Stewart / Los Días

前回と同じアルゼンチンから。90年代後半から活動していたちょっと変なインディーバンドJaime Sin Tierraのメンバー、ベーシスト兼鍵盤奏者であるJuan Stewartの2008年くらいに出たソロアルバム。

Mono Fontanaみたいなピアノを主体としたシンプルでミニマルな音楽。ループするピアノの旋律と控えめな電子音が心地いい。こういうのって全然目立たないけど、なんか好きで聴いてしまう。うるさくないから好き。雨の日に聴く音楽。ずっと雨だから音楽と映画とゲームでひきこもってしまう。いつ雨はやむんだ

もっと古くなるけど、最近気になる音楽

ロシアの作曲家Mikael Tariverdiev(ミカエル・タリヴェルディエフ?)のミックステープ。

映画とかオペラ、バレエのために作られた音楽。エレクトロニカ的だったりジャズだったりとムードある映画音楽。ロシアの映画祭「キノタウル」で、最優秀音楽賞はタリヴェルディエフ賞と呼ばれているそうです。そのくらい功績、影響力のあるロシア音楽界の巨匠。古いピアノの音が好きだ。Soundcloudとかapple musicでこういうの聴けるからCDあんまり買わなくなりました。

ブログじゃマイナーなのあげてるけど、宇多田ヒカルの新譜聴いてます。ピアノを自由に弾けるようになりたい。

ヘッドホンも買いました。今までゼンハイザーのMOMENTUMを使ってたけど、借り物なので新調しました。定番のSonyのモニターヘッドホンMDR-7506。用途はDTM、楽器モニターと音楽鑑賞とゲーム。 どれにしようか色々迷ったけど、とりあえず定番選んどけば間違いないかなと。カールコードなのが使いやすいです。

モニターヘッドホンなので解像度が良いです。まろやかな感じで聴けるMOMENTUMとは全然キャラクターが違うけど、装着感は良いし、替えのパーツもすぐ手に入るので長く使えそう。大事に使おう。結局は定番に落ち着く。

Mono Fontana

Mono Fontana / Cribas

ブエノスアイレス出身のアルゼンチン音響派を代表する孤高のピアニストMono Fontanaによる2006年作のアルバム「Cribas」もう10年前の音楽だけどずっと聴いてる愛聴盤です。

アルゼンチン音響派という言葉は、特定のジャンルを指しているわけではなく、アルゼンチンの先鋭的な音楽家たちによる、既存のロックやジャズ、クラシックにとらわれずに、電子楽器や民族楽器によるアプローチや、前衛的な音楽性などを取り入れた、メロディよりも音そのものの質感を重視してある、そういう音楽シーンを包括して生まれた言葉です。

ポストロックやシカゴ音響派みたいな曖昧なジャンルを、便宜上括るためにできた言葉で、アルゼンチンから生まれた個性的で芸術性の高い音楽を指してそう言われてます。

日本ではその存在はアンダーグラウンドなものだったけど、山塚アイや山本精一、ROVO、Buffalo Daughterなどのミュージシャン達と交流がある中で、彼らのフォロワーからその音楽性が注目を浴び、一躍話題となったみたいです。

ピアノを主体とした厳かで物静かな作風で、ジャケットが表すように幻想的で映画のようなアートを感じられる音楽。秒針を刻む時計の音や、カメラのシャッター音、蛇口から流れる水の音、遠くから聞こえる喧噪や、人々の足音、ささやき、子供の声など様々なフィールドレコーディングされた環境音をふんだんに織り交ぜ、どこか寂しげな雰囲気を漂わせながら、空気がピーンと張り詰めたような緊張感も相まって独特で不思議な世界を演出しています。

前作のCirueloと比べると音数も少ない一味違う趣の音楽で、ちょっと難解な現代音楽のように聴こえるかも知れないけど、究極にシンプルな美しさ、ピアノをはじめ、あらゆる音の響きを堪能できます。異国ながらもわびさびが感じられて、控えめなところがかっこいいです。

前作もとても良かったけど、それよりお気に入りのアルバムです。心を落ち着かせてくれる精神安定剤的な音楽。