David Darling & the Wulu Bunun

David Darling & the Wulu Bunun / Mudanin Kata

映画音楽や現代音楽シーンで活躍するチェロ奏者のDavid Darlingと台湾の少数民族ブヌン族とのコラボ作品。

現地の言葉で 「人」という意味を持つブヌン族。台湾の奥地でフィールドレコーディングされた鳥のさえずり、虫の羽音など自然の風景と素朴でありながらパワフルで複雑なハーモニーの合唱。そこに溶け込んでくる柔らかなチェロの演奏。チェロと独創的な合唱が似ていてきれいに混じり合う。民族音楽と現代音楽の良いとこどり。牧歌的で心洗われるような癒しの音楽

たいしたことしてない仕事で鬱々なりながら、オーバーウォッチをやり続ける毎日。今の心にとっても沁みる音楽。金曜の夜にとりあえず忘れて落ち着いて日曜夜からすごく憂鬱になる。生活かえたい。かえなきゃ

Chilly Gonzales

ブログ含め各SNSをずっと放置してましたが、最近はネット活動がまた盛んになってきました。ニュースみたりしてるとネットで元気な人は、現実では大なり小なり何らかの闇を抱えてる人だと思ってます。自分もそうです

今回もピアニスト推し。好きなピアニストは上原ひろみとFats Wallerとこの人

Chilly Gonzales / Solo Piano

カナダのモントリオール出身で、現在はフランスのパリを拠点に活動する奇才音楽家Chilly GonzalesことJason Charles Beckによるピアノソロアルバム。

Chilly Gonzales / Solo Piano II

ピアニストとしてもすごいけど、クリエイターとしての活動の幅が広いです。作曲家、映画プロデューサーとしての肩書き持ち、Feistのグラミー賞にノミネートされた曲、i PodのCMになった曲のプロデュースをしていたり、自身の曲もi PadのCMで使われてます。色んなアーティストとコラボしたリ、自身の作品でもクラシックからヒップホップ、エレクトロ、ロック・オペラなど多様な作風をみせ、自らラップも披露するマルチな才能。エンターテイナーとしても一流で、自分のこと天才だと言っちゃうのも納得してしまう。

i Padタップ→ラップ→ピアノ演奏→i Padいじる。中盤の圧巻のピアノがかっこいい。

ゴンザレスは比較的裕福なユダヤ系カナダ人の音楽一家に生まれて、小さいころから音楽の英才教育を受けてます。自分のことを天才と言うビッグマウスも、決して自信家だからだけではなくて、パフォーマンスとしての戦略だったり、色んなことに挑戦した経験や、ふざけているようで芯にあるぶれない音楽性というか、しっかり自分を持ってるから言えることなんだろうなと思ってます。期待に応えるためにアイディア練って試行錯誤したり、影ではいっぱい努力してるんだろうな。

このSolo Pianoはエンターテイナー的なゴンザレスとは一転して、サティやラヴェルのような印象主義的な雰囲気を感じる作風。まるでフィルム・ノワールでも観ているかのように緊張感と陰影のある奥深い楽曲。ピアノだけのシンプルな構成なのに表現力豊かな音楽。続編のSolo Piano IIもシンプルだけれどもより深みが増した楽曲たち。前作よりも親しみやすいホッとできる部分もあってこっちのほうが好き。i Tunesでデラックスエディション購入するとボーナスソングとビデオ、White Keysのスコアもついています。

この曲特に好き。

Chilly Gonzales / Re-Introduction Etudes

ゴンザレスはピアノの教則本まで出しています。かつてピアノを習っていたが、挫折してしまった人たちに贈るエチュード集。既存の練習曲が陳腐で楽しくないものであることを懸念し、自身のエッセンスを詰め込みピアノの前に座り楽しんでもらうことを目標に作ったそうです。

各エチュードは色んな著名人からインスパイアされて作ったそうで、その著名人や作曲家の絵が挿入されいています。曲もシンプルだし、弾きやすそうだから練習してみよう。

このソフトシンセほしい。Omnisphereの拡張音源としても使えるらしい。Cory Henryかっこいい。

Rachel’s

Rachel’s / Music for Egon Schiele

USルイヴィル出身のポストクラシカル、チェンバーミュージックバンドRachel’s によって1996年にリリースされた2ndアルバム。ピアニストのRachelGrimes、ヴィオリストのChristian Frederickson、チェリストのWendy Doyleによるトリオ編成で、室内楽的でモダンクラシカルなサウンド。

ポスト・ハードコアバンドRodanやJune of 44、Shipping Newsのギタリストとして活躍したJason NobleもRachel’sのメンバーの一人です。(このアルバムでは演奏はしてません。プロデューサー的な人?)残念ながら癌のため2012年に亡くなっていますが、様々なバンドで精力的に活動し、こんな良い音楽を残してくれたことに感謝です。

タイトル通りこのアルバムは、オーストリアの画家Egon Schieleに捧げられた音楽。シカゴにあるイリノイ大学で、シーレを題材にした演劇の サウンドトラックとして作られました。シーレも好きな画家なので、この2ndはRachel’sの中でも一番好きなアルバム。デフォルメされたごつごつした線、淡い色使い、変態的なとこがかっこいい。

物悲しげでどこまでも美しい音楽。繊細で儚げだけれど、芯の通った 力強さも感じさせるサウンド。シンプルだけど表現力豊かなシーレの絵に 通ずるものがあります。室内楽の重々しすぎて難解な感じがなく、1曲1曲が長くない所も聴きやすいです。睡眠導入剤的な落ち着いたアルバムです。内容、ジャケット、シーレの絵が添えてあるブックレット共におすすめな作品。

最近スマートフォンを買い替えました。そしてヘッドフォンも衝動買いしてしまった。Sennheiserのが気になってたけど、スマホをXperiaにしたので合わせてSonyの製品にしました。ポータブル用途のBluetooth対応ワイヤレスのヘッドホン。有線でつなげばハイレゾ音源も再生できる。


ワイヤレスでコードまわりのストレスがなく快適です。Bluetoothの音質はちょっと低音がぼわぼわしてます。大きさが思ってたより小ぶりで、軽いのでとにかく快適に使えるヘッドホンです。音楽以外にもスマホでのゲームやタブレットでの映画鑑賞とか色々活躍してくれそう。色々なことがあった数ヶ月だったけど、音楽聴いて腐らないようにしたい。

Carl Craig & Moritz von Oswald

Carl Craig & Moritz von Oswald / Recomposed


1898年にドイツで創設された、世界で最も長い歴史を持つクラッシック 音楽レーベル「ドイツ・グラモフォン」世界的な指揮者やピアニスト、 オーケストラなど錚々たるメンバーが集結しているプロフェッショナルなレコードレーベル。そんな由緒正しき老舗レーベル、グラモフォンが 所有しているクラシックの名曲を、テクノ系アーティストが自らの 解釈で再構築するとい「Recomposed」シリーズの第3弾(第1弾はアーティストはMathias Arfmann、第2弾はJimi Tenor)

2008年作である今作は、デトロイトテクノ界の重鎮Carl Craig と 90年代ミニマルテクノシーンを牽引してきたレーベルBasicChannelの創設者でもあるMoritz von Oswaldがタッグを組んだ実験的な意欲作。この2人がグラモフォンから選曲した音源は、80年代後半に録音された ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団演奏によるラヴェルの「ボレロ」「スペイン狂詩曲」、ムソルグスキーの「展覧会の絵」

イントロは瞑想でもできちゃうようなアンビエントで厳かな立ち上がりで、 そこから徐々に徐々にパーカッションや管楽器の切り取られてエフェクトの かかったビートが加わります。フルートまでもがビートに組み込まれ、ブツブツっと 流れるパルス、エレクトロニクスの導入。じわじわと静かな盛り上がりをみせる ミニマルな構成。後半の展開がかっこいいです。1年以上かけて2人が綿密にやり取りをして再構築されたクラシックとテクノの融合作。

曲の主旋律とかを切り取っているわけではなく、演奏を完全に素材として切り取って配置、反復、展開していてスティーブ・ライヒのように色んなものを削ぎ落としたストイックなサウンド。ミニマル・ミュージック好きな人には病み付きな1枚。

jonsi

jonsi / Go

アイスランドを代表するバンドSigur rosのフロントマン、Jonsiの去年リリースされたソロアルバム。

ヨンシーはSigur Ros以外の活動では、パートナーのアレックスと一緒にリリースしたアルバム 「Riceboy Sleeps」もあるけれど、今作はそのアルバムみたいな、揺らめきのあるアンビエントな楽曲ではなく、Sigur rosの前作「Með Suð Í Eyrum Við Spilum Endalaust」の延長線ともとれる ようなアコースティックで、アップテンポなパーカッションが響き渡る躍動感のある楽曲が多いです。

Sigur Rosで見られたような神秘性に加え、今までにないくらいカラフルで明るく希望に満ちたサウンドに仕上がってます。自身のやりたいことを自由に詰めこんで、新たな広がりを魅せています。

PVもJonsiらしさがでています。かっこいいです。