David Darling & the Wulu Bunun

David Darling & the Wulu Bunun / Mudanin Kata

映画音楽や現代音楽シーンで活躍するチェロ奏者のDavid Darlingと台湾の少数民族ブヌン族とのコラボ作品。

現地の言葉で 「人」という意味を持つブヌン族。台湾の奥地でフィールドレコーディングされた鳥のさえずり、虫の羽音など自然の風景と素朴でありながらパワフルで複雑なハーモニーの合唱。そこに溶け込んでくる柔らかなチェロの演奏。チェロと独創的な合唱が似ていてきれいに混じり合う。民族音楽と現代音楽の良いとこどり。牧歌的で心洗われるような癒しの音楽

たいしたことしてない仕事で鬱々なりながら、オーバーウォッチをやり続ける毎日。今の心にとっても沁みる音楽。金曜の夜にとりあえず忘れて落ち着いて日曜夜からすごく憂鬱になる。生活かえたい。かえなきゃ

Sibylle Baier

Sibylle Baier / Colour Green

1970年代にドイツで舞台女優としても活躍していたシンガーソングライターSibylle Baierによるアルバム。70年から73年にかけて自宅でプライベートに録音された音源を、2004年に彼女の息子の手によりCD化、その後Dinosaur Jr.の J Mascisの協力もあって2006年にリリース。

シンプルなギターによる弾き語りに素朴な味つけ。もの悲しさのある 儚げでつぶやくような歌声が印象的。素朴な感じだけどジワジワと心に染み渡ってくるスルメアルバム。リリースしてくれた息子に感謝。

70年代からタイムスリップしてきた音楽。梅雨はこれを聴いて静かにやり過ごす。Judee SillやDevendra Banhart好きなら外せないアシッド・フォークの名盤。

Goldmund

Goldmund / Malady of Elegance

様々な名義で活動するペンシルバニア州出身のエレクトロニカミュージシャンKeith KenniffによるGoldmund名義での2ndアルバムMalady of Elegance2008年にイギリスのType Records よりリリース。

淡い白黒写真のジャケットが印象的です。Keith KenniffはHelios名義での活動が多分一番有名だけれど、このアルバムはHeliosで 聴けるようなエレクトロニカな作品ではなく、ピアノを中心に構成されたシンプルな音楽です。ピアノの音数も少なくて本当に静かなアルバム。何も邪魔するものはなく、その場に溶け込む心地良い音色。寝る前によくかけてます。

Joanna Newsom

Joanna Newsom / Milk-Eyed Mender

ハープ弾き語りのシンガーソングライター、Joanna Newsomによる1stアルバム。2004年にDrag Cityからリリース。

子供みたいな個性的な声が印象的。歌声とハープの音色が綺麗にマッチしてます。ほとんどの曲はハープ弾き語りによるシンプルな楽曲で、メルヘンチックなかわいい雰囲気とサイケ感のある不思議な音楽。がっつり引き込まれました。

ギタリストの父とピアニストの母、兄や姉もドラム、チェロを演奏する音楽一家の生まれだそうです。近所にはTerry Rileyが住んでいたらしい。

Joanna Newsomは、Hellaのドラマーと、DeerhoofのドラマーによるバンドNervous Copのアルバムにも参加しています。こっちは変態ドラマー達のビートの応酬にエクスペリメンタルな演奏を加えたなかなかハードコアな仕上がりになってます。

Judee Sill

Judee Sill / Judee Sill

70年代のアメリカのフォークシンガーJudee Sillによる1stアルバム。Asylum Recordsから出た最初のアーティスト。

この人はかなり過酷な人生を送っていたみたいです。父、兄を早くに亡くし、母の再婚した義父には暴力を受け家庭環境も悪く、母はアル中だったそうです。自身もドラッグに手を出し、強盗で服役しています。刑務所の中で、宗教音楽などを学んだそうでこのアルバムもその影響がうかがえます。

上品で優しい歌声に、素朴なギターやピアノが弾かれストリングスよるアレンジ。ほんとに素晴らしく良いアルバムだと思う。賛美歌のように穏やかで美しい曲ばかりです。聴きながら泣けてきます。彼女の穏やかではない人生と照らし合わせて聴くと何か込み上げてくるものがあるね。曲に託された思いとか‥音楽だけが救いだったんだろうな。

2ndアルバムを発売した6年後の79年に薬物過剰摂取により若くして亡くなっています。

70年代当時はあまり売れてはいなかったみたいです。死後、数十年後に再評価されているシンガー。1st、2ndがボーナストラック付きで再販されたり、3rdアルバム用に録音されてたデモ曲や未発表音源なども発売されてます。↓のリンク先からライブ音源が聴けます。

Judee Sill – Unreleased Concert Recordings