OKA

OKA / Free Spirit

オーストラリアのサンシャインコーストで活動するバンド「OKA」による2013年リリースのアルバム。ディジュリドゥやシンセを操るStu Boga Fergieを中心としたオーガニックなグループ。ユーマンディのマーケットで観たライブではディジュリドゥのStuとギター、フルート、サックスなんでもこなすマルチプレーヤーのLee Hardistyとのアンビエントなライブで聴き入ってしましました。

ディジュリドゥを前面にだしたワールド、ルーツミュージックを軸にエレクトロニカ、アンビエント、 テクノ、ダブ、ジャズ、フォークなどの様々なエッセンスを取り込んだ、ひとつの型にはまらないジャンルレスで柔軟性のあるバンド。オーストラリア では結構キャリアのある人たちみたいで、アルバムも何枚も出してます。それぞれに音楽のバックボーンも感じられて、2人だけなのにいろんな楽器を駆使していて演奏のクオリティも高くて安定したライブでした。ディジュリドゥとかの特性をいかしたミニマルな楽曲で、ずっと聴きたくなる 心地良いサウンド。CDも良いけど、この人たちはライブで見るほうが圧倒的にかっこいい。

しばらくオーストラリアに行ってました。QLD州のサンシャインコーストに数ヶ月滞在していて、シドニーとかキャンベラ、ブリスベンにも行ったり、日本じゃなかなかできない経験も できて、いろんなことを考えさせられた日々でした。向こうで出会った人たち、 友達、親戚いろんな方にめちゃくちゃお世話になって感謝しっぱなしの毎日でした。また会いに行きたい。

Eumundi Marketsでのライブ。聴き惚れてそのままCDも買ってしまった。

そしてマーケットで知り合いになったディジュリドゥ屋のダーレンさんに、ハンドメイドのディジュリドゥをいただきました。宝物にします。いざ吹いてみると難しい。

OKAを観たあとはEumundiからCaloundraってまちのKings Beachまで車で送ってもらってCaloundra Music Festivalにも行ってきました!初海外フェス!

このフェスのベストアクトは、一番小さなステージで 歌ってたSally Skeltonという無名のSSWです。まだ16歳らしい、将来有望。名前とか雰囲気とか歌声とかSally Seltmannを思わせる魅力的なパフォーマンスでした。

ジャズファンクなバンドのThe Bamboosもめっちゃかっこよかった。

Caloundraの良い感じの路地裏。

Maroochydoreのピアノバーの前にあるオブジェ。

場所は変わって、シドニーの路地裏。

 

何件か古本屋さんにも寄ったけど、どこも床に積読タワーができてて面白かった。

またオーストラリア行きたい!

Tunng

Tunng / …And Then We Saw Land

イギリス、ロンドン出身のフォークトロニカ/エクスペリメンタルなインディーバンドTunngによる2010年にリリースされた4thアルバム。

初期の頃はアコースティック + エレクトロニカ/フォークトロニカなサウンドに実験的な試みもみえる音楽性が強めだったけど、この4thアルバムはよりアコースティックな質感を大事にしたオーガニックでカラフルなサウンド。アコギ、バンジョー、ピアノ、メロディカ、鉄琴などの生音のソフトな演奏と、男女ヴォーカル、コーラスのアンサンブル。何人ものコーラスを重ねてある力強い曲や、初期の頃からもみられるエレクトロニカなサウンドも少々、しんみりしてしまう歌声、サウンドに穏やかさをたたえたポップな楽曲。

メロディセンスが抜群で聴きこむほどに色んな一面やアイディアが見えてくる中毒性のあるスルメ盤。レトロな雰囲気や音楽オタクな匂いのする大好きなバンド。

ライブはこんな感じ。

Sufjan Stevens

Sufjan Stevens / The Age Of Adz

アメリカ、ミシガン州デトロイト出身のシンガーソングライター、インディーフォーク界の奇才Sufjan Stevensによる2010年リリースの「The Age Of Adz」 各音楽メディアから絶賛された前作「Illinois」以来5年ぶりとなるフルアルバム。

この印象的なアートワークはルイジアナ出身の黒人看板画家、アウトーサイダーアートの才人としても知られるRoyal Robertsonが手がけた作品を引用したもの。精神分裂症を患っていた画家の狂気や不安や表現したような内省的で生々しく、痛みさえ感じるかのような楽曲。

どことなく影のあるダークな印象も漂う音楽だけど、メロディはすごく美しくてポップ。だからこそより強烈にインパクトを残します。

エレクトリックなサウンドをふんだんに取り入れ、シンセやドラムマシンも導入。ノイズのような歪んだサウンドを使ってポップな楽曲に昇華してます。アコースティックなサウンドも健在で、ホーンやストリングスなども多用したオーケストラ的なサウンド、重ねたコーラス、ヴォーカルが見事に調和したエキセントリックな作風。ラストのImpossible Soulは25分を超える大作。

Crystal Fighters

Crystal Fighters / Star of Love

フランスのパリにある音楽インディーレーベル「Kitsune」音楽だけでなくアート、ファッションなど様々なプロデュースを行っているクリエイター集団。そのキツネから2009年に出した1stシングル、2ndシングルが好評を集め一躍注目を浴びることとなった スペインのナバラ出身(を含む英米人)で現在はイギリスロンドンを拠点に活動する5人組インディーバンドCrystal Fightersによる2010年にリリースされたデビューアルバム。

バンド名の由来は、ヴォーカルLaureのおじいさんの遺品であるまだ未完成のオペラの原稿で(おじいさんが秘密で書いていたらしく、
宇宙の謎とか、哲学的で壮大な内容だったらしい)そこに記されていたタイトル”Crystal Fighters”からとった名前みたいです。なんてドラマチックでロマンを感じる話なんだ。

スパニッシュギターなどアコースティック楽器のオーガニックな響きとシンセサイザー、エレクトロニクスの入り混じったゴリゴリとしたビート、ベース音が特徴的で土着的な感じもあるポップなダンスミュージック。

スペインのバスク地方の民族音楽、伝統楽器のチャラパルタ(長い木の角材を2人1組になってバチで叩いてリズムを刻む楽器)などからインスピレーションを受けてたり、80年代初期のスペイン産のポップス、パンクからの影響も受けてるみたいです。そういう民族性などをとり込んで、より面白みを増した楽曲たち。
情熱的で妖しげなメロディが魅力的。 テンションあがります。

Certainly Sir

Certainly Sir / Mugic

Wicked FarleysのヴォーカルだったMichael Andor BrodeurとIvory CoastのベーシストKlaus hubbenによるエレクトロニカ・ポップ・デュオCertainly Sirが2002年にイギリスのSpoilt Recordsからリリースした1stアルバム。

名前が名前だけに検索しづらいです(Certainly Sir = かしこまりました)タイトルの「Mugic」は Music と Magicとを組み合わせた造語らしい。

ポップながらも、ちょっとセンチな気分に浸ってしまうような切なさのこもった楽曲。アナログシンセ的な音作りが良いです。歌声もサウンドも、派手に主張しずぎていない 素朴なところが良い。控えめながらもグッと心に迫る洗練されたポップミュージック。

イギリスのデザインクリエイター「デザイナーズ・リパブリック」が手がけたモダンなアートワークもかっこいいです。