Rachel’s

Rachel’s / Music for Egon Schiele

USルイヴィル出身のポストクラシカル、チェンバーミュージックバンドRachel’s によって1996年にリリースされた2ndアルバム。ピアニストのRachelGrimes、ヴィオリストのChristian Frederickson、チェリストのWendy Doyleによるトリオ編成で、室内楽的でモダンクラシカルなサウンド。

ポスト・ハードコアバンドRodanやJune of 44、Shipping Newsのギタリストとして活躍したJason NobleもRachel’sのメンバーの一人です。(このアルバムでは演奏はしてません。プロデューサー的な人?)残念ながら癌のため2012年に亡くなっていますが、様々なバンドで精力的に活動し、こんな良い音楽を残してくれたことに感謝です。

タイトル通りこのアルバムは、オーストリアの画家Egon Schieleに捧げられた音楽。シカゴにあるイリノイ大学で、シーレを題材にした演劇の サウンドトラックとして作られました。シーレも好きな画家なので、この2ndはRachel’sの中でも一番好きなアルバム。デフォルメされたごつごつした線、淡い色使い、変態的なとこがかっこいい。

物悲しげでどこまでも美しい音楽。繊細で儚げだけれど、芯の通った 力強さも感じさせるサウンド。シンプルだけど表現力豊かなシーレの絵に 通ずるものがあります。室内楽の重々しすぎて難解な感じがなく、1曲1曲が長くない所も聴きやすいです。睡眠導入剤的な落ち着いたアルバムです。内容、ジャケット、シーレの絵が添えてあるブックレット共におすすめな作品。

最近スマートフォンを買い替えました。そしてヘッドフォンも衝動買いしてしまった。Sennheiserのが気になってたけど、スマホをXperiaにしたので合わせてSonyの製品にしました。ポータブル用途のBluetooth対応ワイヤレスのヘッドホン。有線でつなげばハイレゾ音源も再生できる。


ワイヤレスでコードまわりのストレスがなく快適です。Bluetoothの音質はちょっと低音がぼわぼわしてます。大きさが思ってたより小ぶりで、軽いのでとにかく快適に使えるヘッドホンです。音楽以外にもスマホでのゲームやタブレットでの映画鑑賞とか色々活躍してくれそう。色々なことがあった数ヶ月だったけど、音楽聴いて腐らないようにしたい。

Fats Waller

Fats Waller / Ain’t Misbehavin’

1904年生まれの20~40年代前半に活動していたアメリカのオルガン奏者、ジャズ・ピアニスト。

本名はThomas Wright Wallerだけど大食いで太っていたためFatsの愛称で呼ばれてます。エネルギッシュでリズミカルな演奏に、陽気なヴォーカルも素敵なストライドピアノの達人。とても楽しげにピアノを弾く人で、そのユーモラスなキャラクターもあって、聴けば誰もがこの人の虜になると思います。

ジャック・ブラック主演の映画「Be Kind Rewind」(邦題:僕らのミライへ逆回転)に出てくるレンタルビデオ店がFats Wallerの生家として出てきたり、曲も使われています。

お店のレンタルビデオが磁気の影響で観れなくなってしまったため、自分たちがホームビデオで映画を撮り直すというヒューマンコメディ。皮肉が込められてたり、映画好きの人がニヤリとなるシーンも多く、Fats Wallerもストーリーの鍵となっていて、音楽愛と映画愛に溢れてます。邦題が微妙だけど良い映画でした。

Ain’t Misbehavin’ (邦題:「浮気はやめた」)

最近ここらへんの古い音楽が好きだ。幸福感のあるゴスペルのメロディー とか渋いブルース音階とかブギウギ、スイングピアノのリズミカルで土臭さの残る響きがたまらない。

お高くとまってなく、良い意味で洗練されてなく、純粋に音楽を楽しんでる感じとか全部好き。安酒場でボロいアップライトピアノを陽気に弾き倒す、そんな楽しげなイメージが浮かんできます。音質があまり良くなくてもそういう雰囲気が出てて好き。

ちょっと前は40~60年代の音楽にハマってたけど、最近はもっと昔のレトロな音楽ばかり聴いてて時代に逆行してます。ピアノ欲しい。

キセルの歌で「遠い昔は 未来に よく似てる」って歌詞があったけど自分の中ではほんとにそんな感じ。SFが好きなのと同じような感覚だ。今には無いモノの魅力にはまってます。ちょっと現実逃避ぎみですが。

No.1 SWING SET

No.1 SWING SET

レトロなスウィング・ジャズと現代のエレクトロサウンドが融合したエレクトロ・スウィングの名盤コンピレーションアルバム。いつも行ってる古着屋さんで働いてる友達がおすすめしてくれた一枚なのですがめちゃくちゃ良いです。

どの曲もリズム隊が強力で、音の輪郭がくっきりしていて気持ちいい。大音量で聴くのが楽しい元気が出る音楽。ハズレ曲なしです。アートワークもかわいい。

Michael Kanan

Michael Kanan / The Gentleman is a Dope


1963年ボストン生まれ、ニューヨークを中心に活動する新進気鋭のピアニスト Michael Kananによる2002年に録音されたアルバム。Street (B)、Tim Pleasant (D)によるトリオ編成

前記事で紹介したようなビバップジャズの激しめの曲調とはうってかわって落ち着いた趣きのある大人のバラード、現代のスウィングピアノ。洒落たBGMとしても良いです。アートワークもかわいい。

Adoree(Official)
The Gentleman Is a Dope(Official)

Bebop Piano

Bebop Piano

前記事に引き続き初期のジャズ。 昔の音楽にハマりどういうアルバムかもわからずにBebop Pianoというタイトルにつられて買ってしまった。

アル・ヘイグ、バド・パウエル、セロニアス・モンク、オスカーピーターソンといった ビバップを代表する技巧派ジャズピアニスト達のアドリブ、テクニック満載の演奏集。24曲入り、トータル74分のオムニバス。40年代後半~50年代前半くらいの演奏みたいです。

ハイテンポで繰り出される密度のつまったフレーズ、リズム隊と競い合うかのような 高度なテクニックの応酬。かと思えば、バラードな選曲や渋すぎる楽曲たち。ボリュームたっぷりのアルバムでした。インプロの魅力が詰まった一枚。