Sufjan Stevens

Sufjan Stevens / The Age Of Adz

アメリカ、ミシガン州デトロイト出身のシンガーソングライター、インディーフォーク界の奇才Sufjan Stevensによる2010年リリースの「The Age Of Adz」 各音楽メディアから絶賛された前作「Illinois」以来5年ぶりとなるフルアルバム。

この印象的なアートワークはルイジアナ出身の黒人看板画家、アウトーサイダーアートの才人としても知られるRoyal Robertsonが手がけた作品を引用したもの。精神分裂症を患っていた画家の狂気や不安や表現したような内省的で生々しく、痛みさえ感じるかのような楽曲。

どことなく影のあるダークな印象も漂う音楽だけど、メロディはすごく美しくてポップ。だからこそより強烈にインパクトを残します。

エレクトリックなサウンドをふんだんに取り入れ、シンセやドラムマシンも導入。ノイズのような歪んだサウンドを使ってポップな楽曲に昇華してます。アコースティックなサウンドも健在で、ホーンやストリングスなども多用したオーケストラ的なサウンド、重ねたコーラス、ヴォーカルが見事に調和したエキセントリックな作風。ラストのImpossible Soulは25分を超える大作。

Alphabets

Alphabets / なれのはてな

トラックメイカー、DJ、ラッパーとして国内の様々なイベントに出演している「やけのはら」と 映像作家としても活動している「かまさん」によるユニットAlphabetsの幻の1stアルバム。

ヒップホップを軸にしながらポップス、ニューウェイブ、テクノ、ハウス、フォーク、レゲエなど多種多様なエッセンスをとり込み、独創的で、良い意味でチープなサウンド。中毒になるくらい甘々なポップさ。

おもちゃ箱をひっくり返したようなごちゃ混ぜでカラフルなサンプリングトラックに2人の気の抜けたようなリズミカルなMC、斬新な言葉遊びも面白く、だんだん癖になる。ふざけてやってるようで、彼らの複雑な思いやメッセージ、新たな挑戦が見え隠れするユーモアに溢れたなんだか気になる1枚。この独特な魅力に不思議とはまってしまった。

No.1 SWING SET

No.1 SWING SET

レトロなスウィング・ジャズと現代のエレクトロサウンドが融合したエレクトロ・スウィングの名盤コンピレーションアルバム。いつも行ってる古着屋さんで働いてる友達がおすすめしてくれた一枚なのですがめちゃくちゃ良いです。

どの曲もリズム隊が強力で、音の輪郭がくっきりしていて気持ちいい。大音量で聴くのが楽しい元気が出る音楽。ハズレ曲なしです。アートワークもかわいい。

Why?

Why? / Elephant Eyelash

アメリカのカリフォルニアを拠点に活動しているYoni Wolfを中心としたインディーロックバンドWhy?の2ndアルバム。アングラ音楽レーベルAnticonの中でも特に大好きなバンド。Yoni Wolfもこのレーベル設立者の一人です。

元々フロントマンのYoni Wolfはヒップホップ畑の人みたいで、声や歌い方、サンプリングなどにもその特徴はみられるんだけど、このアルバムはヒップホップというわけではなくローファイ・ポップ、フォーキー、USインディーよりな音楽。

泣きそうになるくらいポップなメロディライン、ハーモニー、暖かみのあるローファイサウンドに加え、ピアノやオルガン、ドラムなどアコースティックな響きを大事にした一癖も二癖もある音楽。ただ者ではないよこの人たち。Yoni Wolfの絡みつくような歌声も好きだ。何回聴いても飽きない大好きなアルバム。

他にもYoni WolfとFogのAndrew Broderが一緒に組んでるHymie’s Basementやwhy?のドラマーでYoniの兄でもあるJosiah Wolfのソロとか、この人たち周辺の音楽はツボにはまる。

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Letting Up Despite Great Faults

Letting Up Despite Great Faults / s/t

2006年に結成されたロサンゼルスのインディーバンドLetting Up Despite Great Faults 名前がまた長いね。

まずこのジャケットに惹かれました。ポップで甘酸っぱいメロディーに心地良いエレクトロサウンドの合わさった良質なインディーポップ。ドリームポップやらシューゲイザー要素もあるエフェクトかかった幸福感のあるメロディが特徴的で、日本でも売れそうなバンドです。これはかなり良い。ハズレ曲なくて全曲おすすめな会心な出来のアルバム。

PVも素敵です。

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