David Darling & the Wulu Bunun

David Darling & the Wulu Bunun / Mudanin Kata

映画音楽や現代音楽シーンで活躍するチェロ奏者のDavid Darlingと台湾の少数民族ブヌン族とのコラボ作品。

現地の言葉で 「人」という意味を持つブヌン族。台湾の奥地でフィールドレコーディングされた鳥のさえずり、虫の羽音など自然の風景と素朴でありながらパワフルで複雑なハーモニーの合唱。そこに溶け込んでくる柔らかなチェロの演奏。チェロと独創的な合唱が似ていてきれいに混じり合う。民族音楽と現代音楽の良いとこどり。牧歌的で心洗われるような癒しの音楽

たいしたことしてない仕事で鬱々なりながら、オーバーウォッチをやり続ける毎日。今の心にとっても沁みる音楽。金曜の夜にとりあえず忘れて落ち着いて日曜夜からすごく憂鬱になる。生活かえたい。かえなきゃ

Mono Fontana

Mono Fontana / Cribas

ブエノスアイレス出身のアルゼンチン音響派を代表する孤高のピアニストMono Fontanaによる2006年作のアルバム「Cribas」もう10年前の音楽だけどずっと聴いてる愛聴盤です。

アルゼンチン音響派という言葉は、特定のジャンルを指しているわけではなく、アルゼンチンの先鋭的な音楽家たちによる、既存のロックやジャズ、クラシックにとらわれずに、電子楽器や民族楽器によるアプローチや、前衛的な音楽性などを取り入れた、メロディよりも音そのものの質感を重視してある、そういう音楽シーンを包括して生まれた言葉です。

ポストロックやシカゴ音響派みたいな曖昧なジャンルを、便宜上括るためにできた言葉で、アルゼンチンから生まれた個性的で芸術性の高い音楽を指してそう言われてます。

日本ではその存在はアンダーグラウンドなものだったけど、山塚アイや山本精一、ROVO、Buffalo Daughterなどのミュージシャン達と交流がある中で、彼らのフォロワーからその音楽性が注目を浴び、一躍話題となったみたいです。

ピアノを主体とした厳かで物静かな作風で、ジャケットが表すように幻想的で映画のようなアートを感じられる音楽。秒針を刻む時計の音や、カメラのシャッター音、蛇口から流れる水の音、遠くから聞こえる喧噪や、人々の足音、ささやき、子供の声など様々なフィールドレコーディングされた環境音をふんだんに織り交ぜ、どこか寂しげな雰囲気を漂わせながら、空気がピーンと張り詰めたような緊張感も相まって独特で不思議な世界を演出しています。

前作のCirueloと比べると音数も少ない一味違う趣の音楽で、ちょっと難解な現代音楽のように聴こえるかも知れないけど、究極にシンプルな美しさ、ピアノをはじめ、あらゆる音の響きを堪能できます。異国ながらもわびさびが感じられて、控えめなところがかっこいいです。

前作もとても良かったけど、それよりお気に入りのアルバムです。心を落ち着かせてくれる精神安定剤的な音楽。

Joe Zawinul

Joe Zawinul / Dialects

70年代に結成された最強のジャズ・フュージョンバンドWeather Reportの中心人物であるエレクトリック・ピアノ、シンセサイザー奏者 Joe Zawinulによってリリースされた1986年のソロ・アルバム。

フュージョン、ジャズ、ワールドミュージックといった様々なジャンルを飛び越え、Zawinulのそれまでのライフワーク、経験、知識をもとに作り上げられた大作。だいぶ昔の音楽なのに今聴いても古臭さは全然感じられません。時代の流れに左右されない芸術作品。アフリカンテイストな曲調にウネウネなシンセサイザーの音色が妖しく鳴り響く、唯一無二なサウンド。民族的な雰囲気を醸してたり、クールに洗練されたイメージだったりセンスが光る音楽。

Jojo Mayer & Nerve

Jojo Mayer & Nerve / Prohibited Beats


世界屈指の超絶技巧派ドラマーjojo mayerを中心とするNYのプロミュージシャンの集団、 Nerveによる音源。

ライブやレコーディングもループやサンプリングなどは一切使わず、 すべて生で演奏しているみたいです。どの曲もめちゃくちゃかっこいいです。

ハイレベルすぎる音楽。ドラムがリアルタイムで叩いているのに機械みたい。インプロで繰り出されるjojo mayerにしかできない繊細かつダイナミックな超絶人力ドラムンベース。何も知らない人が聴いたら打ち込みかと思うよね。

jojo mayerの教則DVDも買ったけど、凄すぎてできない。モーラー奏法の解説とか丁寧にしてくれているんだけど、実際やってみても簡単にはできません。

 

 

Jackson Conti

Jackson Conti / Sujinho

アングラHIP HOP界のプロデューサーMadlibことOtis Jackson Jr.と、ブラジルの大御所フュージョンバンドAzymuthのドラマーIvan Contiの2人によるユニット「Jackson Conti」

Ivan Contiの脂乗ったドラミング、パーカッションがたまらないブラジリアンジャズの洒落たインストもの。ドラム単体でも聴けちゃうくらいリズムが気持ちいい上品で丁寧なドラミング。スネアの刻みだけでご飯が食べれそうなくらい。Madlibによるヒップホップの解釈も入って、曲の味つけが面白い。景色のいいカフェとかで流れてそうな1枚。

ほとんどの曲がブラジリアン・クラシックのカバーらしいです。原曲は全然知らなかったので、これを機会にブラジル音楽聴いてみようかな。ブラジル音楽はリズムが超かっこいい。

このアルバムでも使ってあるパンデイロ(ブラジルの打楽器)の安いやつを勢いで買ったんだけど、難しくてなかなかリズムが刻めない。上手い人はこれだけでドラムセットみたいなアプローチができます。

この動画の途中からIvan Contiが軽くドラム叩いてるんだけど、さらりと上手すぎる。キレのあるまろやかなドラムというか、ベテランにしか出せないグルーヴ感というか。。お腹は出ててもかっこいいです。笑

この人たち、人生まるごと音楽漬けって感じがする。そういうの憧れます。

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