Ametsub

Ametsub / The Nothings of The North

2006年に1stアルバム「Linear Cryptics」をリリースし、その後、world’s end girlfriendやnhhmbaseのサポートもしているドラマーJimanicaとの共作「Surge」をリリースし好評を博したAmetsub。今回紹介するのは、そんなエレクトロニカ界から大注目を集めるAmetsubによる去年リリースされた2ndアルバム「The Nothings Of The North」です。このアルバムを作るためにしばらく北欧に行ってたらしいです。

とても凝った作りのエレクトロニカ。冷ややかなビート、ノイズや溶け込むピアノの音、細かい音作りとか、音の配置の仕方とかも絶妙です。なんだかストイックに小難しくて斬新なことしていて、めちゃくちゃかっこいいです。ピアノの単音の響きにハッとさせられて、感動すら覚えるよ。綿密に計算しながら作ってるんだろうな。前作のJimanicaとのコラボアルバムも良かったけど、これはもっと好きだ。エレクトロニカ史に残る名盤になりそう。めちゃくちゃ良いです。聴き込むほどに新しい発見があるスルメ盤。

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Fog

Fog / Ether Teeth

名前の通り曲者なミュージシャンが数多く所属しているブレイクビーツ、ヒップホップ系のレーベルNinja Tuneより、FogことAndrew Broderによる2003年にリリースした2ndアルバム。

1stもごちゃ混ぜなサウンドだったけど、このアルバムもなんだか小難しくて、そうとう変わってます。ターンテーブルやアコギ、ピアノで手癖で作ったかのような音楽。変だけどしっとりとした雰囲気の曲が多い。この力がほどよく抜けた音が落ち着くというか、自分も力まずにボーッと聴けるから好きです。ヘロヘロの声も好きだ。映画のサントラみたいな音楽。BGMとしても聴ける。

 

なんて言ったらいいか説明できないくらい変な音楽性だけど、かなりお気に入りな1枚です。ジャンルとか関係なく、無邪気に自分の好きなように音楽作ってるっていう感じも好きです。こんな風に音楽作ってる人はあまり知らないから自分にとって新鮮で不思議な音楽。

気に入ってるからこのCD、UK盤とUS盤意味なく2枚持ってます(笑)海外取り寄せで、中古で200円くらいで安く買えてお買い得でした。

PS. いつも行ってるレコード屋さんで発見したLP盤も買ってしまいました。赤いジャケットが印象的で部屋に飾ってます。

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Jackson Conti

Jackson Conti / Sujinho

アングラHIP HOP界のプロデューサーMadlibことOtis Jackson Jr.と、ブラジルの大御所フュージョンバンドAzymuthのドラマーIvan Contiの2人によるユニット「Jackson Conti」

Ivan Contiの脂乗ったドラミング、パーカッションがたまらないブラジリアンジャズの洒落たインストもの。ドラム単体でも聴けちゃうくらいリズムが気持ちいい上品で丁寧なドラミング。スネアの刻みだけでご飯が食べれそうなくらい。Madlibによるヒップホップの解釈も入って、曲の味つけが面白い。景色のいいカフェとかで流れてそうな1枚。

ほとんどの曲がブラジリアン・クラシックのカバーらしいです。原曲は全然知らなかったので、これを機会にブラジル音楽聴いてみようかな。ブラジル音楽はリズムが超かっこいい。

このアルバムでも使ってあるパンデイロ(ブラジルの打楽器)の安いやつを勢いで買ったんだけど、難しくてなかなかリズムが刻めない。上手い人はこれだけでドラムセットみたいなアプローチができます。

この動画の途中からIvan Contiが軽くドラム叩いてるんだけど、さらりと上手すぎる。キレのあるまろやかなドラムというか、ベテランにしか出せないグルーヴ感というか。。お腹は出ててもかっこいいです。笑

この人たち、人生まるごと音楽漬けって感じがする。そういうの憧れます。

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Takashi Wada

Takashi Wada / Araki

現在はベルリンを拠点に活動している日本人アーティスト和田崇志による2ndアルバム。2006年にドイツのレーベルOnitorからリリース。

ピアノやギター、フルートなどの生楽器にフィールドレコーディングされた音や、プログラミングされた音が自然に溶けこんでいる瑞々しくてビートが心地よい上質なエレクトロニカ。

タイトルの「Araki」とは彼の亡くなった祖父の名前で、そのことからインスピレーションを受けているみたいです。こんな穏やかで綺麗なアルバムだから、きっと優しくて良いおじいさんだったんだろうなと勝手に想像してます。

この人は16歳の時にニューヨークに留学、19歳でパリに渡り、大学に通いながら音楽の勉強をして21歳でデビュー。その後、活動の幅を広げるためにベルリンへ移住したそうです。そんな映画の主人公になりそうな経歴もかっこいい。笑

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Hauschka

Hauschka / Foreign Landscapes

ドイツのピアニストHauschkaことVolker Bertelmannによる去年リリースされた5thアルバム。

プリペアードピアノでおなじみのHauschkaだけど、今作はサンフランシスコの12名からなるMagik Magik Orchestraをフューチャーしています。前作の「Ferndorf」も弦楽器がふんだんに取り入れられたけど、今作はそれよりも濃い内容のオーケストラサウンドになってます。もうクラシックよりになってる。

本格オーケストラを起用して、楽器の数も増えたからか表現の幅が広がってよりドラマチックな響きを堪能できます。タイトル通り異国を旅してる気分に浸れる。

初期の頃の実験的な試みだったり、穏やかなピアノ主体のアルバムも好きだけどこれもしっかりハマりました。枚数重ねるごとにどんどん進化していきます。ピアニストというよりクラシックの作曲家、芸術家ですね。べた褒めしちゃうくらいかっこいい。

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